アリバイ作りするー!何の容疑者や!
やったことありますか。
ワシ、この前人生で初めて一人カラオケ行きましてん。
これも本意ではないんですが、
ツレとの約束の時間まで間が空いてしまい、
2・3時間も時間をつぶさなアカンくて。
「暇やな~。何しよかな~」
一人で時間つぶすの苦手な人で、
一人で喫茶店とかもよー入らんのです。
そんなワシがなぜ一人でカラオケ???
違うんです。以前にツレに聞いたことがあったんです。
「最近のカラオケって、受付も会計もタッチパネル~」
「人と会う必要ないから、一人で行きまくり~」
「タバコも吸えるし~」
「ドリンクバーあるし~」
って、えらい自慢げに言ってたのを思い出しまして。
その時は「えー。マジか。男が一人でカラオケって。ハズイやん」
とか言ってたんですが、
💡💡💡
この時ばかりは、電球が3つだけ灯りました。
「俺も行ってみよ~」
って、すぐさま携帯で近くのカラオケ店を検索して、
いざカラオケ店へ!
案の定、受付カウンターらしきところは無人で、
タッチパネルが数台設置されていて、
「お好みの機種は」「何時間ご利用?」とか
聞いてきよる。
「何人でご利用ですか」という問いには、
「余計なお世話じゃ」
と突っ込みを入れて、
指定された部屋番号の部屋に向かいます。
道中に「ドリンクバー」があったので、
あまりおいしくなさそうなコーヒーを、
少しくすんだプラッチックの器に入れて、
氷を入れようと氷投入マシンにコップをセットしてスイッチオ~ン!
「ガラガラガラ」
「バシャバシャバシャ」
周辺、ビッタビッタですわ・・・。
「あかん、やってもうた」
周辺を見渡すと幸い誰もいなかったのでホッと胸をなでおろした。
「これ、ドリンクバーあるあるやん・・・」
と、自分に言い聞かせて、何事もなかったのように
そそくさと部屋に向かい部屋のドアを開けたのだが・・・
一回開けて、一回閉めて、部屋番号見て、
また開けて、閉めて、部屋番号二度見して、
目をこすってからレシートと見てもう一回部屋番号見て、
「合ってるやんな・・・」
ドアを開くと30畳ほどの大きな部屋で、
10人以上で宴会するような広さの部屋だった。
ちょっと和室っぽい作りで、
座布団が8人分くらい置いてあるのが腹立たしい。
「間違ってる~。部屋の設定間違ってる~」
すぐさま、受話器を取って店員へコール
「はい、フロントでございますが」
「もしもし、これ部屋あってます?」
「どうかなさいましたか」
「いや、一人で来たんやけど、あきらか宴会場・・・みたいな部屋ですけど」
「申し訳ございません。
お客様のご希望の機種がある部屋がそこしか空いておらず、
大部屋が割り当てられまして」
「機種は変わってしまい、また手続きが必要にはなりますが、
お部屋を変更なさいますか」
ちょっと面倒くさいので「いや、もうこのままでよいです」
めちゃめちゃ広い部屋に一人ポツンと・・・
めっちゃ走れるし、踊れるスペースもあるし、
本来なら喜ぶべきなんだろうか・・・
ただこの人口密度が・・・
しばらく部屋の8分の1ほどしかスペースを使わずに過ごしていたのだが、
部屋の前を通る通行人の姿がチラチラと目に入り気になる~。
「こんな大部屋一人で借り切って、張り切って歌ってると思われたら・・・」
「めっちゃ、はずいヤツやん・・・」
一人で歌いながら合いの手入れてみたり、
裏声で歌ってみたり、
ドリンクバーお替り行った時も音楽流しっぱなしにして、
部屋に入る時「いえーい!」とか言ってみたり。
さも他に人がいるようなアリバイ工作を・・・。
俺は何の容疑者やねん!
それにより、余計な体力を消耗し、
そのあとのツレとの飲み会は、
まったくはしゃげなかった・・・。
こんなゆる~い話をラジオでも話しています。
良かったら聞いてみて下さいね~。